フェイスブックの楽しみ方

フェイスブック

皆さんやってますか、フェイスブックフェイスブックが流行ったのももう結構前ですね。今やもう誰も話題にすらしてないんじゃないかという。そんなフェイスブックの新しい楽しみ方を発見したので以下に記す。

 

僕の個人的なフェイスブック史としては大学に入学した2012年に始めた。高校の頃はミクシィだとかモバゲーだとかで同級生とつるんでたが、これからはフェイスブック。大学生たるものフェイスブックでちゃんとやれてる感じを出していかなきゃ。大人とも友達になっちゃうよ。なぜなら僕も大人だから!というような感じでフェイスブックを始めた。まぁそっからだんだん世の中の潮流的に日常の上澄みばかり載せてるキモSNSみたいな感じが出てきたり、ネット知らないキモおじさん御用達キモSNSみたいに言われたりとにかくもうイケてないSNSですということで、今や僕のフェイスブックのタイムラインには変なおっさんのキャバ嬢についての投稿ばかりが流れてくる。キャバ嬢についての投稿は面白いのでそれはそれで素晴らしいのだが。

 

 今日は会社の同期の好きな女の子のフェイスブックページをいっぱい見ていた。まず写真を見る。可愛い。大学の時の写真がアップロードされていた。カッコいい男と写っていたりすると苦しくなる。このイケメンといい感じだったのかなぁとか思ってしまう。ちなみにこの同期は既婚なので、当然友達欄に旦那を発見した。こういう人が好きなんだなぁと旦那さんのフェイスブックも見る。旦那さんはプロフィールを高校の時の写真にしていた。高校生の時はひょうきんものキャラだったようでプロフ写真は同級生に囲まれて変顔をしている写真だった。僕は高校生の頃から今に至るまでひょうきんものなのでここで同期との愛を成す一抹の可能性を感じた。ちなみに同期はこの旦那さんとの離婚を検討中らしい。なので可能性を感じているのだ。旦那さんは大学では映画を撮っていたみたいで、投稿している文も退廃的な雰囲気を醸し出していた。投稿自体はやさぐれていて汚らしいが、そういう筋に受けるある種の「イケ」ている空気を感じた。ちょいちょい投稿する写真にサブカル女子からコメントが付いていてふーんって思った。旦那さんのプロフィール写真には旦那さんをいじるコメントが付いていた。コメントは6年前のものだが、そのコメントに同期のいいねが付いていた。その子と旦那さんが出会ったのが5年前なのでプロフィール写真についたコメントを確認し、わざわざいいねしているというわけだ。愛を感じた。好きな男のフェイスブックをさかのぼっていいねをする。いい。素晴らしい。僕も同期にフェイスブックのプロフィール写真についた僕をいじるコメントにいいねしてもらいたいな。

 

 旦那さんをイジっていたいい感じの加工がされたプロフィール写真の男のページを開くと慶應大学らしい。あーはいはい慶應ねという。僕は東大ですが。慶應の人はほぼ何もかも友人ではない僕には見えない設定になっていた。こちらのプロフィール写真でも写真へのいじりコメントがあった。高校の慶應の同級生らしくイケてるいじりあいが続いていた。本当にイラつく。その中の適当な一人のページを開く。

 

 慶應高校の同級生で慶應法学部を卒業後、大手広告代理店に勤務しているようだった。写真のコメントを見る。坊主頭の写真があった。コメントでみんなでいじり合っている。慶應高校出身の慶応大学卒D通社員、さもありなんというようなイケてる面白いテレビ的ないじりの応酬。ぶん殴ってやるぜ!でもちょっと面白くて屈辱的な気分になる。顔がディズニーキャラに似ており、ディズニー内定だなといういじりを受けていた。(これは面白くないいじりです)就職偏差値67の電T内定者だとどこでも余裕で内定出る気分になっちゃうんだろうなぁ。やっぱり僕は慶應電通も嫌いだ。

 

とここまで書いたら懸命な読者諸兄はお気づきであることだろう。僕が今自分の人生に全く関係のない人間のフェイスブックを見てイラついているということに。これは素晴らしい遊びです。全く知らない人間のフェイスブックの投稿をさかのぼりその人間について考える。僕らは僕らが人生で関わりうる人間としか関わらない。でもフェイスブックには僕が関わらない人であふれている。そういう人たちの人生をフェイスブックの投稿から眺めるのは楽しいのでおススメ。